日頃無意識にやってしまう行動や当たり前だと思っていることも、他の国の人からすると珍しかったり、不思議だったりすることがありますよね。そこで今回は日本人が無意識にやりがちな行動や普通だと思いがちなことなどをご紹介いたします。
電話でもお辞儀をしてしまう
日本の日常生活の様々なシーンで登場する「お辞儀」。お辞儀は、目の前にいる人に対して、腰を折り曲げて頭を下げ、敬意や感謝、謝罪の気持ちを表す動作です。
日本人は、幼い頃からお辞儀が習慣として身についているため、相手が見えない電話でも、話しながらお辞儀をしてしまうことがあります。 電話中、挨拶やお礼の言葉とともに無意識に頭を下げるのもよく見かける光景です。
仕事でFAXを多用している
インターネットやPCが普及し、瞬時にデータの送信が可能となった21世紀になっても、日本にはいまだに根強いFAX文化があります。 IT技術が日進月歩の発展を続けペーパーレス化が進む現代でも、日本でFAXが多用されているのはぜなのでしょうか?
現在日本では全世帯のうち約3分の1がFAXを保有しており、その保有率は高齢者がいる世帯ほど高くなります。一方、PCやインターネットの利用率は高齢者では低くなるため、行政機関などでは全ての手続きのオンライン化に踏み切れないという事情があります。メールと違い相手に気づかれない、届かないというリスクが少なく、送受信に関するトラブルが起きにくいことから、企業間でも重宝されているのだそうです。
人の前を横切る時、片手を上げ頭を下げながら通過する
日本では、混雑した電車から降りる時や人前を横切る時などに、指先をそろえて立てた手を、縦に空気を切るように振り、腰をかがめ「すみません、すみません」と言いながら通り過ぎます。これも、日本人が無意識にやってしまう動作の一つ。 「手刀を切る」というこの動作、もとは手のひらを開いて相手に自分が武器を持っていないことを示しつつ、前を通過しますという意思表示をするためのポーズともいわれています。
思わず腰を低くしたり、頭を下げたりするのも謙虚さの表れで、日本人らしいポーズだなと思います。
信号は緑でも青という
交通信号の色は国際的なルールで赤・黄・緑の3色と決められています。実際は緑色なのに日本で青信号と呼ばれるのはなぜでしょうか?
日本に初めて自動信号機が設置されたのは1930年のことで、導入当時は法令でも「緑信号」と呼ばれていましたが、新聞等で「青信号」と紹介されたのが定着し、その後法令も「青信号」に書き換えられました。なぜ書き換えられたかというと、日本では昔から、青々とした緑、青野菜など、緑色のものを青と表現する習慣があったため、緑色の信号もなじみやすい「青信号」にしたという説が有力なようです。
日本では12世紀に至るまで青と緑の区別がなく、どちらも「青」で表現されていたのだそうですよ。信号の呼び方にも日本の文化が深く関わっているなんて驚きですね。
新幹線などでビールやお酒を飲む
日本の駅の売店では、ビールや缶チューハイ、日本酒など様々なアルコール飲料が販売されています。新幹線が停まる駅では駅弁を販売している売店がたくさんあり、そこでもアルコール飲料を買うことができます。
また、新幹線の車内販売でもアルコール飲料を買うことができます。新幹線で旅行する時などは美味しい駅弁とともにお酒を飲むのを楽しみにしている人も多く、旅行中の一つのイベントになっています。
またサラリーマンが出張で新幹線を利用する場合は、仕事を1日頑張った自分に対するご褒美、いつもの通勤電車とは違う特別感・開放感などがお酒を飲みたい気持ちにさせるのかなと推察しています。
周りの人が飲んでいるのを見て自分も飲みたくなってしまうという人も意外と多いかもしれませんね。
日本人が無意識にやってしまうこと、当たり前だと思っていることの中から特にポピュラーなものをご紹介いたしました。本当かどうか、ぜひ日本人の行動を観察してみてくださいね。きっと新たな発見がありますよ。
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